
こんにちは、最近、「フィンランディア」という交響詩をよく聴く佐原です。
「フィンランディア」は、フィンランドの作曲家であるシベリウスの作品で、数々の苦難を乗り越えて希望をもって未来に進もうとするフィンランドの人々の祖国への愛国心をテーマにした曲です。なんだか、苦しいコロナ禍をくぐり抜け、ようやく明るい兆しが差し込んできた昨今の情勢と重なるようです。そんなこの曲が効果的に使われている映画をご存じでしょうか(ちょっと古いですが)
「ジョン・マクレーン」といえば、映画「ダイ・ハード」(アメリカ、1988年~)シリーズに登場する、クリスマスの日には必ず災難に巻き込まれるアメリカニューヨーク市警察官。 演じているのは最近、俳優引退を表明したブルース・ウィルスさん。
「ダイ・ハード」シリーズは好きな映画の1つで、1作目のテロリストによる高層ビル占拠事件に巻き込まれる刑事の死闘劇も面白いですが、飛行機好きの私にとっては2作目の「ダイ・ハード2」が推しです。
クリスマスの日に奥さんを空港に迎えに行くのですが、またしても(お約束の)テロリストと遭遇。 空港の管制塔を占拠し空港業務を制圧したテロリストとの孤軍奮闘ぶりが見所です。
管制業務を制圧され、空港周辺上空の着陸予定の航空機の乗員乗客全てが人質となります。 最終的にはテロリストを制圧し、残燃料ギリギリの到着機をある秘策にて着陸させることに成功! 燃料が底を尽きかけている航空機がやっとの思いで次々と着陸してくるエンディングのバックで流れているのが「フィンランディア」というわけです。 本当に、場面と曲とがシンクロして、何度観ても画面を見ながら「やったー!」と拳を上げたくなります。一説によると、この映画の監督さんの出身がフィンランド、だからということもあるようですね・・・
その昔、ロシア帝国の圧政に苦しむフィンランドの民衆がロシアに抵抗し苦難の末独立を果たす、そんな苦難からの解放の雰囲気がよく現れている曲です。よかったら聴いてみてください。
折しも、ロシアがウクライナに侵攻を開始して1年と4カ月。 1日も早くウクライナの人たちにとっての「フィンランディア」が流れる日が来ることを願って止みません。
宮崎も梅雨に入りじめじめした天気が続きます。 体調など崩さぬようどうぞご自愛ください。
感謝・合掌